一番悩んだのがどうやって香澄を浮かせるか、でした。イラストとは多少異なりますが、右足を少し下げ、靴の裏と雲を接する事で、他の支え無しで浮かせています。膝と雲をくっつけたり、支柱を立ててしまえば楽に浮かせられるのですが、見栄えを追求した結果、この形になりました。

このフィギュアには、香澄、ギター、雲、流れ星、エフェクトと様々な要素が入っているのですが、これをまとめるのがとても大変で……苦労はしましたが、組み上がったらすごかったです！自分自身でも感動しました。ぜひお手に取っていただけますと幸いです！

原型を見た時に、まずはボリューム感に圧倒されたので、大味に見えないよう細部にまでこだわって彩色することを意識しました。香澄は可愛いのはもちろん、ゴージャスな衣装はゴールドやパステルカラー、パールカラーをポイントごとに丁寧に塗り分け、ステージ上のキラキラした感じを表現してみました。

台座ももう1人の主人公(？)と言っていいぐらいの存在感なので、香澄に負けないように丁寧に塗り分けました。ただあくまで主役はフィギュアなので鑑賞の際に悪目立ちしないようバランスには気を遣いました。

イラストの再現度が素晴らしく、引きで全体を見ても美しいのですが、近くで色々な角度から見ても細部まで見応えある作品なので、ぜひ1人でも多くの方に手に取っていただけたら嬉しいです。